2021/04/16 17:20
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで誕生した「7 for All Mankind」(セブン・フォー・オール・マンカインド)。ブランドの代名詞ともいうべきプレミアムジーンズを世に広め、アメリカ西海岸のファッション業界で確固たる地位を得ているブランドのひとつ。生地にこだわるだけでなく、着心地や仕上げの技術の高さにも定評があり、ハリウッドのエリート、スタイリスト、エディターからのラブコールも絶えません。
トレンドを上手に取り入れつつ自分らしいオリジナリティも忘れない。そんなファッショニスタたちに、実際愛用しているアイテムを教えていただき、そのリアルな声とコーディネート術をお届けいたします。
7 for all people vol,1
久保麻実さん
『買えるLEON』のMD/バイヤー。売り上げ1位だった販売員時代に培った、本当にいいものだけを選んだコーディネート力はピカイチ。特に小物使いにエッジを効かせた、デニムとシャツを使った着こなしに定評あり。Instagram(@achacha728)も注目です。
愛用アイテム:スリムストレートデニム「7 for All Mankind 」
ーコーディネートに対するこだわりを教えてください。
「“自分なりの着こなし”が大切。基本、テイストにはこだわらないのですが、とにかく人とかぶらないこと。電車に乗ったときや歩いているときに人の目に留まるかどうか、です。目立ちたいし、埋もれたくないんですよ(笑)。古着を取り入れたりすることも多いです。ヴィンテージなら、ほぼほぼ人とかぶりませんから。トレンドを意識することはもちろんあるけれど、自分が着たいものをそのときの気分で選びます。
あと、シチュエーションや相手によっても変えますね。毎回テーマを作ってそれに合わせたほうが、幅もグッと広がります。私、家にいるときでもちゃんとテーマを決めてコーディネートするんですよ。毎日ちゃんとしていないとコーデ力が落ちちゃうなぁ、と。
アイテムを選ぶときには、全体的にスタイルがよく見えるか、その洋服にトキメクのか、というのを意識しています。家にあるものを考えて、あれに合わせよう、これに合わせようと想像しながら、とくにお店は決めずにふらふらとショッピングをします」。
—今回のコーディネートと7 for All Mankindデニムの推しポイントは?
「いろんなジャンルの洋服を着るなかでも、好きなのはやっぱりデニム。20本ほど持っているかな。1週間の半分はデニムコーデです。今は細身のストレートが気分。
今回取り入れた7
for All Mankindのスリムストレートのデニムは、ストレッチが最強で、シルエットも美しい。足を通すとスルッと履ける、履き心地のよさも魅力です。上品なヴィンテージ加工が施されているので、その雰囲気を生かすよう、ボリュームのある袖とフリルが目立つブラウスを合わせて女性らしさを演出しました。シチュエーションテーマは“ショッピング”。足元はヒールを合わせてもいいのですが、動きやすさを意識してあえてオールスターのスニーカーでカジュアルダウン。バッグとともに、差し色は大好きな明るめのグリーンです。
ちなみにこのバッグ、話題のセレクト通販ショップSHEINで1200円で購入したもの。プチプラで、遊びのあるアイテムも気負わずに取り入れるのはおすすめです」
①
ヴィンテージの大きめなジャケットのウエストにベルトオンでスタイルアップ。柄スカーフで華やかさプラス。PRADAのピンクのパンプスとホワイトのミニバッグで全体を明るく仕上げます。テーマは“友達とのランチ”
②
こちらのテーマは、“シーサイドデートで爽やかに”。女性らしい細身のニットに、彼に借りたような、ラルフローレンのビッグシャツを合わせて抜け感を。サラッと羽織ってもよし、裾をウエストで結んでもよし。トップスにボリュームがあるので、足元は華奢なサンダルですっきりと。ポイントでやや濃いめのブルーバッグを合わせて