2021/05/27 16:37
MY STANDARD 7 for All Mankind
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで誕生した「7 for All Mankind」(セブン・フォー・オール・マンカインド)。ブランドの代名詞ともいうべきプレミアムジーンズを世に広め、アメリカ西海岸のファッション業界で確固たる地位を得ているブランドのひとつ。生地にこだわるだけでなく、着心地や仕上げの技術の高さにも定評があり、ハリウッドのエリート、スタイリスト、エディターからのラブコールも絶えません。
トレンドを上手に取り入れつつ自分らしいオリジナリティも忘れない。そんなファッショニスタたちに、実際愛用しているアイテムを教えていただき、そのリアルな声とコーディネート術をお届けいたします。
Vol.2
福岡邦子さん
雑誌や広告、カタログ、アーティストやタレントなどのスタイリングを手がけ、幅広く活躍中。ふんわりとしたやさしい雰囲気のなかに個性が光るコーディネートにはファンが多く、イベントやワークショップも開催しています。おしゃれなライフスタイルが垣間みられるInstagram(@kunicofukuoka)も注目です。
愛用アイテム:デニムジャケット、デニムパンツ「7 for All Mankind 」
ー「7 for All Mankind 」の魅力について教えてください。
「私、“ほとんど毎日デニムです!”っていうほど、デニム派ではないんです。でもだからこそ、お気に入りデニムはとことんごだわって厳選しています。
7 for All Mankindのデニムの推しポイントはいろいろあるのですが、なんといっても着ていると人から褒められること。デニムって、みんな必ずひとつは持っている定番アイテム。それなのに「それいいね。それどこの?」と聞かれるのって、すごいことだと思うんです。普通に見えて、ラインの美しさやのバランス、こなれ感など、いい意味で普通じゃないんですよね。そしてもうひとつは、感動的に着心地が良いこと。体を通すとスッと肌になじむ柔らかさがあって、“デニムは硬い”という概念を一掃してくれます」。
—今回のコーディネートのポイントは
「郊外へのワンデートリップがテーマの、心地よいリラックス感のあるワンピーススタイルです。ゆるっとしたシルエットのロングワンピースが好きで、夏はよく着ているのですが、身長が156cm弱と割と小さめなので、全体のバランスは常に意識しています。
お気に入りのラベンダーカラーのリゾート感ワンピースは、デニムジャケットで甘さをおさえ、カジュアルダウン。このデニムジャケットは、メンズモデル撮影のコーディネートで使ったものなのですが、試しに袖を通してみたらすっかり気に入り、自分のワードローブにも取り入れることにしました。メンズのオーバーサイズ感が気分です。セブンならではの素材の柔らかさが魅力で、大きめのデニムジャケットにありがちな“服に着られている感”がなく、女性でもバランスよく着こなせます。襟を抜いて羽織り、袖をロールアップして抜け感をプラス。夏の着こなしは、帽子やバッグといった小物でアクセントをつけると、コーディネートがぐっと引き締まります。足元にはトロピカルツイードがかわいい、涼しげなサンダルを合わせました。ジュードソールの下の白いゴムソールで厚底になっているのがおチビさんにはうれしいポイントです」。
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荷物がたっぷり入って便利な大きめサイズも、カゴバッグなら見た目にも涼しげ。友人のお手製ビーズイヤリングは、ターコイズカラーでコーディネートのちょっとしたスパイスに
2 裾がアシンメトリーにカットオフされた、7 for All Mankindのデニムパンツ。デニム×デニムのスタイルは、フォークロア調のブラウスとフェミニンなハットでエレガントなエッセンスを。マクラメ編みとバッグとミントグリーンのミネトンカのモカシンが着こなしのアクセント
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“ご近所にちょっとお買い物”のワンマイルコーデ。ベージュのキャップに同じくベージュのコンバースのスニーカーでワークスタイル風。ハイカットタイプなので、裾のフリンジデザインと好相性